第386回「あなたは右利き?左利き?」
物心ついたときはみんな左でやってたけど、親に徹底的にシゴかれました。揚げ句の果てには小学校の担任に「ウチの子の左利きを治してください」と頼み込む始末。それのどこが羨ましいと?
その先生が「左利きは『個性』だから治す必要がない」と諭してくれるまで、自らを障害者と思い、この左手を呪っていたね。これのどこが羨ましいと?
左利きが器用なのは、『そうならざるを得ない』だけのこと。左手で切符を持ってすんなり自動改札を抜けられる?左片手でカメラのシャッターを切れる?筆記体を汚さず書ける?すなわち、この世の人間が作った物は自動改札から文字に至るまで、ほとんどが右利きのためのもの。それらを左手で強引に操り、または不慣れな右手を鍛えて使いこなしているだけのこと。
得をするのは珍しがられることだけ、損をするのは数知れず。それのどこが羨ましいと!?